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あと10年ちょっとで定年か…。退職金が入ったら、定期預金に置いとくのも怖いし、新NISAに全部突っ込むのも不安で…。今のうちに、何から学べばいいかを整理しておきたいんだよね。
知り合いの旦那さんが、退職金を全部投資信託に入れてリーマンショックで半分になった話を聞いて、私もすごく怖くなって…。あなたには、退職する前にちゃんと準備してほしいの。
「退職金が入ったら、どう運用すれば後悔しないんだろう?」──定年が視野に入った40代後半・50代の会社員パパへ。退職金の受け取り方、2026年改正「10年ルール」、新NISA活用の論点を、3分で整理できる記事です。
退職金は、多くの会社員にとって60歳前後の定年退職で初めて手元に入る大きなお金です。それまでは会社規程に記された「見込額」として存在するだけで、現役世代には実感が湧きにくいものです。しかし振込日が来ると、人生で初めて「数千万円というまとまったお金」と向き合うことになります。同時に、現役収入が止まる時期でもあるため、慎重な判断が求められる局面でもあります。だからこそ、定年が視野に入った40代後半〜50代こそ、退職金について学んでおく価値のある時期と言われます。
本記事の役割は、特定の答えを押し付けることではなく、あなたが自分で判断するための「知識・考え方・論点」を提供することです。読み終わった後に「自分の場合はどう考えればいいか」を一緒に整理できる材料になれば嬉しいです。
なぜ「定年前の学びの期間」が大切なのか|40代後半〜50代の今を活かす
定年が視野に入った今の学びの期間は、3つの意味で重要だと言われています。
第一に、退職金という一度きりの大金が、もうすぐ動くこと。厚生労働省「令和5年就労条件総合調査」によれば、大学卒・勤続35年以上の退職者の平均退職給付額は約2,037万円。中小企業を含めると数百万円から2,000万円超まで幅がありますが、いずれにしても60歳定年で人生初の大金を手にすることになります。これだけの金額が、振込当日に焦って動くか、事前に学んだ知識をもとに動くかで、20年後の結果に大きな差が出る可能性があります。
第二に、現役収入が止まる前後の判断であること。退職金が振り込まれるのは多くの場合60〜65歳、定年退職と前後する時期です。働いている間は給与で穴埋めできた「投資判断ミス」が、リタイア後は取り返しにくくなります。だからこそ、まだ現役の今のうちに制度を学んでおくことが、振込日に慌てない助けになります。
第三に、税制改正のタイミングと重なっていること。2024年に新NISAがスタートし、2026年1月にはiDeCoと退職金の受け取り順を縛る「10年ルール」が施行されました。この10年ルールは「iDeCo受給時期の判断」を現役のうちにしないと間に合わないケースがあります。動くなら今です。
定年がまだ少し先だからって油断してたけど、税制改正もあるみたいだし、論点だけでも整理しておきたいな。
定年前の今から準備できる3つの理由
「退職金の話なんて、まだ少し先」と感じる方もいるかもしれません。しかし、定年が視野に入った今は退職金運用について学ぶには十分な余裕がある時期とも言えます。
一つ目の理由は、退職金見込み額を会社の規程で確認できること。多くの会社は就業規則や退職金規程で計算式を公開しています。今のうちに見込み額を把握しておけば、不足分を新NISAで補う計画が立てられます。
二つ目は、iDeCo・企業型DCの受け取り戦略を長期視点で決められること。後述する「10年ルール」は、iDeCoを先に受け取って10年後に退職金を受け取るなど、長期視点の戦略を要求します。動き出すのが遅れると、間に合わないケースがあります。
三つ目は、新NISAの1,800万円枠を現役のうちに育てておけること。退職金が入ってから一気に枠を埋めるより、現役のうちに少しずつでも積み立てておけば、退職時に枠の一部は「すでに増えた状態」で迎えられます。
定年前の今は「金額」「タイミング」「税制改正」の3点が重なる学びの期間とされます。会社規程の確認や新NISAの基礎を学んでおくと、判断材料が早く揃います。何を選ぶかは最終的にご自身の状況次第です。
論点①|退職金の受け取り方には3パターンがあると知っておく(2026年税制対応)
退職金には、原則として「一時金で全額」「年金で分割」「一時金+年金の併用」の3パターンの受け取り方があります(会社の制度によって選択肢が違う点には注意してください)。
それぞれの税制上の扱いと、どんな人にどれが向くかを整理します。
一時金で受け取る|退職所得控除という大きな節税枠を理解する
一時金は、税制上「退職所得」として分離課税されます。計算式は次の通りです(国税庁タックスアンサーNo.1420)。
退職所得 =(収入金額 − 退職所得控除)× 1/2
退職所得控除=
・勤続20年以下 → 40万円 × 勤続年数
・勤続20年超 → 800万円 + 70万円 ×(勤続年数 − 20年)
たとえば勤続38年・退職金2,000万円のケースなら、退職所得控除は800万 + 70万 × 18 = 2,060万円。退職金が控除内に収まるので、所得税・住民税は0円です。控除を超えた分も「1/2課税」になるため、給与所得や事業所得に比べて圧倒的に税負担が軽くなります。
年金で受け取る|雑所得・公的年金等控除の対象
退職金を年金形式(10年・15年など分割)で受け取ると、税制上は「雑所得」となり、公的年金等控除が適用されます。会社が運用してくれている間は据置利息が付くため、受取総額が増える可能性がメリットです。
一方で、雑所得は国民健康保険料や介護保険料の算定基礎に含まれます。退職後に国民健康保険へ切り替えた人は、年金で受け取ると毎年の保険料が上がる点に注意が必要です。
併用|公的年金等控除と退職所得控除の両取り
多くの会社で選択可能なのが「一部を一時金・残りを年金」という併用パターンです。退職所得控除に収まる金額までを一時金で受け取り、残りを年金で受け取るという考え方が、税負担を抑える代表的な選択肢として紹介されることがあります。
たとえば勤続38年・退職金3,000万円のケースなら、2,060万円までを一時金で受け取り(所得税・住民税0円)、残り940万円を年金形式で10年間に分割受給(毎年94万円・公的年金等控除内で抑える)という設計が成立します。
勤続年数が長ければ長いほど、一時金の方がお得になりやすいってことね。
判断材料の整理|どんな観点で考えるか
「どれが正解か」は人それぞれの状況により異なります。判断に使われる代表的な観点は次のようなものです。
1. 退職金が退職所得控除以内に収まるか(税制上の有利・不利を測る基本指標) 2. 控除を超える分があるか(併用が検討される目安) 3. 会社が運用利率を高めに保証しているか(年金形式の据置利息に意味があるか) 4. 退職直後にまとまった支出予定があるか(住宅ローン残債・親の介護・子の学費など) 5. 退職後の働き方や健康状態(雑所得の社会保険料への影響を見るため)
これらの観点を踏まえたうえで、最終判断はご家庭ごとに変わります。同じ勤続38年・退職金2,000万円でも、子の学費・親の介護・自分の働き方によって最適な配分は変わるためです。一般論として勤続30年以上は退職所得控除のメリットが大きいと言われますが、これも個別事情で揺らぐ可能性がある点は意識しておきましょう。
退職金の受け取り方には「一時金」「年金」「併用」の3パターンがあり、税制上の扱いが大きく異なります。退職所得控除・公的年金等控除・社会保険料への影響を理解しておくと、ご家庭の事情に合わせて検討する基盤ができます。
論点②|2026年改正「10年ルール」とは何か|iDeCoと退職金の受取順を考える材料
2026年1月1日以降に受け取る退職金・iDeCo一時金から、ある重要なルールが変わりました。「10年ルール」と呼ばれる制度改正です。
旧ルールと新ルールの違い
これまでは、iDeCo・企業型DCを先に一時金で受け取り、5年以上空けてから退職金を受け取れば、退職所得控除を全額使えました(5年ルール)。この期間が、2026年1月から「10年」に延長されました。
具体的には、「iDeCo一時金を受け取った年の翌年から数えて9年以内に退職金を受け取ると、勤続年数の重複分が退職所得控除から差し引かれる」という仕組みです。
逆に、退職金を先に受け取って後からiDeCoを受け取る場合は、従来通り「19年ルール」のままです。受け取り順番によって、空けるべき期間が違う点に注意してください。
なぜ「10年」にされたのか
国は「退職所得控除の二重取り」を問題視しています。iDeCoと退職金の両方で勤続年数を使って控除を計算すると、実態以上に控除が膨らみます。改正は、この二重取りを抑える狙いです。
数値で見る損失額の例
勤続38年・退職金2,000万円・iDeCo一時金500万円のケースで、改正前と改正後を比較してみます。
(iDeCo加入15年・勤続38年・受取間隔5年)
・iDeCo:500万 − 600万(15年×40万)= 控除内・税0円
・退職金:2,000万 − 2,060万 = 控除内・税0円
・合計税負担:0円
・iDeCo:500万 − 600万 = 控除内・税0円
・退職金:勤続年数の重複(10年)が控除から差し引かれる
退職所得控除 = 800万 + 70万 × 8 = 1,360万円
・退職所得 =(2,000万 − 1,360万)× 1/2 = 320万円
・税負担:所得税+住民税で約65万円
つまり、受け取り順番を間違えると、同じ条件でも65万円もの差が出るわけです。これが「10年ルール改正で数十万円損する」と言われる理由です。
受け取り順番の代表的な考え方|2つのパターン
新ルール下で税負担を抑えるとされる代表的な考え方が2つあります。どちらが適切かはご家庭の事情によります。
パターンA:iDeCoを先に受け取り、退職金は10年以上空ける。たとえばiDeCoを60歳で受け取り、退職金を70歳で受け取るという考え方です。会社の制度で70歳まで延長受給できる場合に検討材料になります。 パターンB:退職金を先に受け取り、iDeCoを後で年金形式で受け取る。退職金を65歳で一時金、iDeCoは65〜74歳で年金分割するパターンです。公的年金等控除と組み合わせる考え方もあります。どちらも一長一短があり、健康状態・働き方・家族構成によって有利不利が入れ替わる可能性があります。「自分の場合はどっちか」を考えるための材料として捉えてください。
iDeCoの受給開始は60歳〜75歳まで選べるから、退職金との順番を逆算して決めるべきってことか。
詳しいiDeCoの受取設計は iDeCo「もらい方」5つの選択肢|40代会社員が損しない受取シミュレーション【2026年版】 で深掘りしていますので、合わせて確認してください。
2026年1月から施行された「10年ルール」により、iDeCoと退職金の受取順番が税負担に影響する可能性があります。試算では数十万円の差が生じうるケースもあり、知っておく価値のある制度改正です。具体的な順番は、ご自身の年齢・会社制度・家族構成を踏まえて検討するものです。
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iDeCoと退職金の受取順番は、年齢・勤続年数・iDeCo残高で最適なパターンが変わります。独立系FPに無料で個別シミュレーションしてもらえる「FPカフェ」なら、保険販売を目的としない中立的なアドバイスが期待できます。自分の場合の「10年ルール」最適解を一度整理したい方の選択肢です。
論点③|新NISA活用の考え方を学んでおく|年間360万×5年で1,800万満額の仕組み
受け取り方と順番のイメージが整理できたら、次は「受け取った退職金をどんな運用ツールに乗せうるか」を学んでおきます。代表的な選択肢の一つが新NISAです。「振込当日に銀行員に勧められて慌てて契約」を避けるためには、選択肢のメリット・デメリットを事前に理解しておくことが助けになります。
新NISA制度の基本(2024年改正後)
新NISAは2024年1月にスタートした非課税投資制度で、次の特徴があります。
- 非課税保有限度額:1人あたり1,800万円(うち成長投資枠1,200万円が上限)
- 年間投資枠:360万円(つみたて投資枠120万+成長投資枠240万)
- 非課税期間:無期限(旧NISAは5年・20年の期限あり)
- 売却枠は翌年に復活(取得価額ベース・年間枠の上限内)
新NISA制度の全体像は 新NISAの始め方|40代会社員が月3,000円から月7万円の老後を作る完全ロードマップ にまとめていますので、基礎から確認したい方はそちらも参照してください。
「一括投資」と「時間分散」の違いを理解する
退職金が手元に入ると、誰しもこう考えます。「全額を新NISAの成長投資枠に一気に投入したい」「枠を埋めればその分だけ非課税運用が長くなる」と。しかし一括投資には注意したいリスクがあります。
投資のタイミングが「高値圏」だった場合、含み損を抱えたまま長期間身動きが取れなくなる可能性があります。リーマンショック前夜の2007年10月にS&P500を一括購入した場合、評価額が当時の高値を更新するまで約5年半(2013年3月まで)かかったというデータがあります。60代でこの含み損期間を抱えるのは精神的にも厳しいと感じる方もいるでしょう。一方で、長期保有を前提に「一括の方が機会損失が少ない」と判断する考え方もあります。どちらが向くかは投資経験や精神的耐性によります。定年前の今のうちに両方の考え方を理解しておくことで、振込日にどちらを選ぶか判断する材料が増えます。
そこで採用したいのが「5年で1,800万円を満額活用する分散投資」です。年間360万円×5年で枠を埋めれば、ドルコスト平均法の効果で取得価額を平準化できます。
5年計画の組み方|「月30万円」というイメージの持ち方
一つの考え方として、退職金が振り込まれた60歳の翌月から、毎月30万円を新NISAに投じるイメージがあります。年間360万円の枠を満額使い切るペースです。投じない残りの退職金は、後述する「現金バケツ」と「債券」に振り分けて待機させる、という考え方もあります。これは唯一の正解ではなく、リスク許容度の高い方は「3年で満額」、慎重派の方は「7年でゆっくり」など、自分のペースで設計するためのたたき台になります。
毎月30万円の内訳は次のように設計します。
・つみたて投資枠:10万円/月(120万/年)→ eMAXIS Slim 全世界株式 or 米国株式(S&P500)
・成長投資枠:20万円/月(240万/年)→ 全世界株式(同銘柄でOK)or 高配当株ETF
・5年累計:1,800万円(つみたて600万+成長1,200万)
・想定年利5%で運用した場合の5年後評価額:約2,040万円
・15年後評価額:約3,740万円(追加投資なし)
つみたて投資枠と成長投資枠の銘柄について、同じインデックスファンドで揃えるという考え方があります。リバランス(資産配分の調整)が容易になるとされる手法です。もちろん、債券ファンドや高配当株ETFを成長投資枠で組み合わせる選び方もあり、何が向くかは投資方針次第です。オルカン vs S&P500 の比較は別記事 オルカン vs S&P500 完全比較|40代パパが新NISAで「どっち」を選ぶか【2026年完全ガイド】 で論点を整理していますので、銘柄選びを考える際の参考にしてください。
5年で1,800万円って結構大きな金額。残りのお金はどこに置いておくの?
残りの退職金はどこに置く?
退職金2,000万円のうち1,800万円を5年で新NISAに移すなら、残り200万円は「投資待機資金」として現金で保持します。一方で、退職金が3,000万円以上ある場合は、新NISA枠を超えた分について次のような選択肢があります。
- 特定口座(課税口座)でインデックス投資の追加
- 個人向け国債(変動10年)で安全運用
- 定期預金で5年後の取り崩しに備える
- 住宅ローン残債があれば一括返済の検討
ここでは「非課税枠を優先しつつ、枠外は分散させる」という考え方が一例として挙げられます。住宅ローン残債との比較は次の論点④でも触れます。
新NISAは「年間360万円×5年で1,800万円満額」というイメージで使われることが多い制度です。一括投資には高値づかみリスクがあるという考え方の一方、機会損失を重視する考え方もあります。どのペースで投じるか、どの銘柄を選ぶかは投資方針次第です。
受取後の暴落対策|「下落耐性」の代表的な考え方を知っておく
退職後の運用で多くの人が直面する課題が「暴落時の狼狽売り」です。現役時代と違って、給与で穴埋めできないため、含み損が実損につながりやすくなります。だからこそ、定年前の今のうちから暴落耐性に関する代表的な考え方を理解しておくと、振込後に慌てにくくなります。
知っておきたい暴落耐性の3つの考え方を紹介します。どれを採用するかはご家庭の事情によります。
考え方1|「現金バケツ」という発想(2年分の生活費を分離する)
「現金バケツ」とは、株価がどれだけ下がっても2年間は取り崩しせずに生活できる現金枠のことです。
たとえば夫婦2人の年金が月22万円、希望生活費が月30万円なら、不足分は月8万円。年96万円・2年で約200万円が現金バケツの目安です。
・希望生活費月25万円 → 不足月3万円 → 2年で72万円
・希望生活費月30万円 → 不足月8万円 → 2年で192万円
・希望生活費月35万円 → 不足月13万円 → 2年で312万円
「2年分」という設定には根拠があります。過去の代表的な暴落(ITバブル崩壊・リーマンショック・コロナショック)で、米国株インデックスが元本ベースに戻るまで最長で約5年半かかりました。その間、株を売らずに耐えられる現金が手元にあれば、安値で売る最悪パターンを避けられます。
「2年で十分?」と思うかもしれません。実は2年あれば、リーマン級でも回復の半分は進みます。完全回復を待たずに「ある程度戻った段階」で少しずつ取り崩すなら、2年分でも十分です。
考え方2|資産配分を「年齢%」を目安に組む発想
伝統的な資産配分の目安として「100−年齢の法則」という考え方があります。たとえば60歳なら株式40%・債券+現金60%、というように年齢が上がるほど安全資産を厚くする発想です。
ただし日本の超低金利環境では、債券の利回りが米国ほど高くないため、「110−年齢の法則」に修正する考え方も紹介されることがあります。60歳なら株式50%、債券+現金50%という比率です。
これらはあくまで一般的な目安であり、実際にどのくらいの株式比率にするかは、ご自身のリスク許容度・他の資産(自宅・年金など)・健康状態を踏まえて決めるものです。「年齢%の目安」を最初の出発点として活用し、そこから自分流に調整するイメージが現実的です。
考え方3|取り崩しは「4%ルール」と「定額×ガード」の比較
退職後の取り崩しでよく知られる「4%ルール」は、米国の研究(トリニティスタディ)に基づいたもので、年初時点の資産残高の4%を取り崩せば30年枯渇しないという考え方です。
ただし日本の50代後半・60代に当てはめる際、次の論点があります。
- 公的年金との合算で必要取り崩し額が変動するため、4%が最適とは限らない
- 日本の長寿リスク(90歳超まで生きる確率)が米国より高いとされる
- 円ベースの取り崩しは為替変動の影響を受ける
これらを踏まえて「定額取り崩し+暴落時ガード」という考え方も提唱されています。基本は毎月一定額(例:月10万円)を取り崩し、株価が直近高値から20%以上下落している局面では取り崩しを一時停止し、現金バケツから生活費を補う、というやり方です。どちらが向くかは、ご自身の家計・収入・性格によります。両方を理解したうえで、自分の状況に合う方を選ぶ材料にしてください。
新NISA出口戦略の詳細は 新NISAの出口戦略|40代が「いつ・いくら」取り崩すか3分で決まる で網羅していますので、取り崩しを考え始めた方は合わせて読んでください。
退職後の暴落対策には「現金バケツ」「年齢%の資産配分」「定額×ガード取り崩し」など代表的な考え方があります。一つの正解ではなく、ご家庭の事情に合わせて取捨選択する材料として知っておく価値があります。
心理面の論点|知っておきたい5つの心理バイアスと向き合い方
退職金運用の失敗パターンの多くは、金融知識の不足ではなく心理面の罠から生じると言われます。特に振込日が近づく退職前後にかけて、影響が出やすい5つの心理バイアスがあります。定年前の今のうちに、自分の心の動きを知っておくことが、有効な予防策の一つになると考えられています。
バイアス1|サンクコスト効果|「もう一気に取り戻したい」
40代までで思うように資産が増えなかった人ほど、迫りくる退職金で「一気に取り戻したい」と感じます。これは過去の損失(サンクコスト)を取り戻そうとする心理で、合理的判断を歪めます。
対策:「過去は変えられない・未来だけが操作可能」と紙に書いて貼ります。定年前の今のうちに、退職金を「今から育てる別の資産」と切り離して考える練習をしましょう。バイアス2|損失回避バイアス|「下がるのが怖くて動けない」
人間は「同額の利益より同額の損失を2倍重く感じる」とされています(ノーベル経済学賞のプロスペクト理論)。退職金を全額定期預金に入れたまま動かさない人の多くは、このバイアスに支配されています。
対策:「動かさない選択もリスク」と認識します。インフレ2%が20年続けば、1,000万円の購買力は約670万円に減ります。動かないことのリスクを数字で見える化してください。バイアス3|アンカリング|「2,000万円問題に振り回される」
2019年に話題になった「老後2,000万円問題」を絶対基準として、それを満たすか満たさないかで運用判断する人がいます。しかし2,000万円はあくまで一つのモデルケース。家計調査の最新版(2024年)では夫婦無職世帯の不足額は月3.4万円・30年で1,224万円と試算されています。
対策:「あなたの家庭の必要額」を計算します。年金見込額(ねんきんネット)と希望生活費の差額×30年が、本当の目標値です。詳しくは 老後資金は本当に2000万必要?|2024年最新データで1,224万に|40代月3万円で間に合う を参照してください。バイアス4|現状維持バイアス|「銀行員に勧められたものをそのまま」
退職金が振り込まれた直後、銀行から必ずと言っていいほど「退職金プラン」「外貨建て保険」「ファンドラップ」など複雑な金融商品が勧誘されます。これらは銀行の手数料収入が高い商品が中心で、運用効率は新NISA+インデックスファンドに大きく劣るケースがほとんどです。
対策:定年前の今のうちに「3日ルール」を家族で合意しておきます。銀行で勧められた商品は、その場で契約せず3日持ち帰って家族と相談するというルールです。冷静になれば「シンプルな新NISA一本でいい」と気づきます。事前にルールがあると、振込日でも動じません。バイアス5|後悔回避バイアス|「やらなかった後悔より、やった後悔の方が辛い」
「投資して損したらどうしよう」という後悔回避の心理が、行動を止めます。しかし退職後30年のスパンで考えると、「動かなかった後悔」の方が圧倒的に大きいのが現実です。
対策:定年前の今のうちに「小さく始める」ことです。月1万円でも、毎月の給与から新NISAで積み立てを始めて「投資の感覚」を養っておきます。「やってみたら怖くなかった」という体験が、退職金が入った後の心理的ブレーキ解除になります。銀行で勧められても、その場で契約しないで一度家族と相談する「3日ルール」、うちでも決めておこうかな。
退職金運用の判断には心理バイアスが影響しうると言われます。サンクコスト・損失回避・アンカリング・現状維持・後悔回避の5つを知っておくと、自分の心の動きを観察しやすくなります。対処の仕方はご自身で選ぶものです。
ケーススタディ|55歳・退職金見込1,800万円の田中家が「今から60歳まで」考えること
実際のFP相談で多いケースを、田中家(仮名)のストーリーで紹介します。匿名化のため設定は変えており、あくまで「こんな考え方をする家庭もある」という一例です。ご自身の状況に当てはまるとは限りませんので、参考の一つとして読み進めてください。
田中家のプロフィール
・パパ:55歳・上場企業勤務(勤続33年・年収780万円)
・ママ:53歳・パート(年収96万円)
・長男:22歳・大学4年(来春就職予定)
・長女:19歳・大学1年(あと3年学費あり)
・退職金見込:60歳定年で約1,800万円(一時金100%)
・iDeCo残高:480万円(55歳時点・60歳から受給可能)
・住宅ローン残債:1,200万円(金利1.2%・残10年・35歳で借入したフラット35の最終局面)
・現預金:520万円
・年金見込(夫婦合算・65歳から):月23万円
田中家のパパが55歳で初めてFP相談に来た時、最初の質問は「退職金が入ったら全額を投資すべきか、それとも住宅ローンを一括返済すべきか」でした。
Step1|10年ルール対応の受け取り戦略
まず取り組んだのが、iDeCoと退職金の受け取り順番の最適化です。田中さんは60歳でiDeCoを受け取り、退職金は65歳で受け取る予定でしたが、これは2026年改正の「10年ルール」に抵触します。
修正前(10年ルール抵触)
・60歳:iDeCo一時金480万円
・65歳:退職金1,800万円(控除減額・税負担増)
・60歳:退職金1,800万円(控除2,060万円・税0円)
・65〜74歳:iDeCo年金分割(公的年金等控除内)
退職金を先に受け取り、iDeCoは年金分割にする設計に変更しました。これだけで税負担を約30万円圧縮できる試算です。
Step2|退職金1,800万円の振り分け設計
60歳で退職金が振り込まれた後の資金配分はこうなります。
・住宅ローン繰上返済:0円(金利1.2%が低いため運用優先・60歳時の残債約650万円は月々返済を継続)
・現金バケツ:200万円(2年分の生活費バッファ)
・新NISA投資元本:1,500万円(5年で年間300万円ずつ枠を埋める)
・特定口座/個人向け国債:100万円(為替・金利環境に応じて)
※残り0円。元々の現預金520万円は生活防衛資金として温存
新NISAは1,800万円枠フルにこだわらず、田中家の状況では1,500万円分を5年で埋める設計にしました。残り300万円分は退職金以外の収入(再雇用給与・配当金など)で埋めていきます。
Step3|5年後・15年後の見通し
年利5%で運用した場合の田中家のシミュレーションです。
【積立フェーズ|60〜65歳】
・5年で投資元本1,500万円を満額投入
・5年後(65歳時点)の新NISA残高:約1,700万円(年利5%仮定)
【取り崩しフェーズ|65歳〜】
・65歳から年金月23万円+NISA取り崩し月5万円を組み合わせる想定
・年60万円取り崩しを続けても、運用益で残高は緩やかに維持される可能性
・10年後(75歳時点)の試算残高:約1,800万円前後(取り崩しと運用益が拮抗)
※実際の取り崩し額・速度は健康状態・家族構成で変わるため、上記は一つの試算
※70代後半以降は判断能力・運用継続意欲も論点になるため、早めに「取り崩し設計」を考えておくのも一案
田中家のパパは、当初「退職金が入ったら住宅ローン残債650万円を一括返済して安心したい」と考えていました。しかし住宅ローン金利1.2%と新NISA期待利回り5%のスプレッドが約3.8%あり、シミュレーションの結果としては「ローンは予定通り月々返済(65歳完済)し、退職金は新NISAに乗せる」方が合理的という結論になりました(あくまで一試算であり、精神的負担減を優先するご家庭は一括返済を選ぶケースもあります)。
田中家パパの言葉
最初の相談から1年後、56歳になった田中家のパパはこう言いました。「定年前にFPに会えてよかったです。もし振込当日まで何も準備していなかったら、銀行で勧められた外貨建て保険に1,000万円を預けて、解約控除と為替損で数百万円失っていたかもしれません。退職金は、振込日が来る前に勉強して準備しておくのが一番安全だと分かりました」。
これは、私が実際にFP相談で何度も聞いた言葉です。定年が視野に入った今この記事を読んでいるあなたは、田中家と同じスタート地点に立っています。
田中家の事例は一つのケーススタディです。10年ルール対応・新NISA 5年計画・現金バケツ・住宅ローン継続返済(金利スプレッド判断)を組み合わせる考え方は、同じ前提で計算すれば税負担を一定額圧縮できる可能性があります。ただし結果は前提次第で変動するため、ご自身の数字で改めて検討するための叩き台と捉えてください。
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インフレを加味した「現実的な目標」|30年で物価1.5倍に備える
退職金運用を考える上で、見落とせないのが「インフレ」の存在です。名目額だけで「2,000万円あれば老後安心」と考えると、20年後・30年後の現実とズレが生じます。
名目と実質の違いを中学生語で説明する
「名目」と「実質」の違いは、ラーメンの値段で考えると分かりやすいです。
10年前、ラーメン1杯は500円でした。今は800円です。名目では2倍近く値上がりしたけれど、「1杯食べる体験」自体は変わりません。つまり500円玉1枚の購買力(=実質価値)は減っているということです。
退職金も同じです。今2,000万円あっても、20年後の2,000万円は「今の1,350万円相当」の購買力しか持ちません(インフレ2%・20年継続の場合)。
日銀目標2%が20年続いたら物価は1.49倍
日本銀行は「物価安定の目標」として年率2%のインフレを掲げています。これが20年間続いたら、物価は次のようになります。
・10年後:物価1.22倍(同じ生活に1.22倍の現金が必要)
・15年後:物価1.35倍
・20年後:物価1.49倍(約1.5倍)
・30年後:物価1.81倍(約1.8倍)
※計算式:(1.02)^年数
つまり、現在3,000万円が必要な老後生活は、20年後には4,470万円が必要になる可能性があるということです。
だから「株式インデックス投資」が選択肢として語られる
過去のデータを見ると、株式インデックスの長期平均利回りはインフレを上回ってきたという事実があります(あくまで過去の実績であり将来を保証するものではありません)。
- 米国S&P500の過去30年平均:年率約10%(インフレ調整後でも約7%)
- 世界株式インデックス(MSCI ACWI)の過去20年平均:年率約8%
- 日本国内定期預金:年率0.001〜0.2%(現状の超低金利環境)
これらのデータから、退職金の一部を株式インデックスに乗せることを「購買力の防衛」と捉える考え方があります。一方で、生活防衛資金は定期預金や個人向け国債で確実に守る、という二段構えのバランス感覚も語られます。何を優先するかは、ご家庭の事情・性格次第です。
「投資しないリスク」っていう考え方、確かに身近に感じるわ。
退職後の「実質」目標額をざっくり計算する考え方
退職後の必要額を考えるとき、「名目額」だけでなく「実質額(インフレ調整後)」で見る考え方があります。田中家を例に、ざっくり計算してみます。
仮に退職後の生活費不足分が月8万円なら、年96万円。退職後20年を一区切りとすると名目で1,920万円、インフレ係数1.49倍を掛けると約2,860万円が「実質ベースの20年目標」となります。30年計算では実質4,200万円台が一つの目安です。
この目標額に対して、田中家の場合は 年金(年276万円)+退職金から新NISAに乗せた1,500万円+現預金 という資産で備えていきます。年金だけでも20年間で約5,520万円が見込まれるため、生活費の大半は年金でカバーされ、新NISAは「インフレ対応の補完」と位置づける考え方ができます。
ここで重要な論点は、「30年間NISAをフル運用し続ける」という想定は非現実的だということです。実際は60〜65歳で積立→65歳以降は緩やかに取り崩す流れになります。70代後半以降は判断力の問題から運用を簡素化する選択もあり、長期シミュレーションは「一つの参考値」として捉えるのが現実的です。
日銀目標2%が20年続けば物価は約1.49倍になる試算があります。退職金を全額定期預金に置く場合は、インフレで購買力が目減りするリスクを認識する必要があります。株式インデックスへの一部投資は「購買力の防衛」という考え方で語られることがあります。最終判断はご自身のリスク許容度次第です。
よくある質問|退職金準備で40代後半〜50代の会社員が悩む5つの疑問
退職金運用の相談で頻繁に出る疑問を5つに絞って回答します。
Q1:退職金を全額一括で新NISAに投じてはダメですか?
A1:新NISAの年間投資枠は360万円が上限のため、全額一括は物理的にできません。最速でも5年かかる点を踏まえる必要があります。仮に特定口座も併用して一括投資する場合、高値圏で買ってしまうリスクを背負うことになるため、許容できるかどうかをご自身で判断する材料になります。Q2:iDeCoは新NISAより先に解約すべきですか?
A2:iDeCoは原則60歳まで解約できません(脱退一時金の例外あり)。受給開始は60歳〜75歳まで選択可能なため、退職金との受け取り順番をどう考えるかが論点になります。先述の「10年ルール」を踏まえると、退職金→iDeCo順で受け取るパターンが税制上有利になりうるケースが多いとされますが、ご自身の年齢・健康状態・iDeCo残高で判断材料が変わります。Q3:退職金から住宅ローンを完済すべきですか?
A3:住宅ローン金利と新NISA期待利回りのスプレッド(差)が判断材料の一つです。金利1.5%以下なら新NISA優先、金利2.5%以上なら一括返済優先という目安が紹介されることがあります。ただし数字だけで決められるものではなく、「精神的な負担減」も含めて総合的に考えるテーマです。詳しくは 住宅ローン繰上 vs NISA どっちが得?|40代パパが今知る5つのこと で論点を整理しています。Q4:銀行で勧められる「退職金専用プラン」は良い選択肢ですか?
A4:多くの退職金専用プランは「初回3か月だけ高金利」のキャンペーンで、その後は通常金利に戻る点を理解しておきましょう。組み合わせ商品として外貨建て保険やファンドラップが勧誘される場合があり、手数料体系がどうなっているかを確認することが大切です。新NISA+インデックスファンドと比較したうえで、どちらが自分に合うかをご自身で判断する材料になります。Q5:50代後半・60代から新NISAを始めるのは遅いですか?
A5:新NISAは非課税期間が無期限になったため、70代でも始めるという選択肢があります。「あと20年は運用する」と考えれば、複利の効果も働きうるとされます。ただし、暴落リスクへの備え(現金バケツ・債券比率)は若い世代より厚めに考える必要がある点は意識しておきたい論点です。何歳で始めるか、いくらから始めるかはご自身の状況次第です。📣 PR|さらに学びたい方へ|退職金・新NISA関連書籍
本記事で取り上げた論点をもっと深く理解したい方には、退職金や新NISAをテーマにした書籍が選択肢になります。書籍は体系的に学べる利点があり、ネット情報の補完として有効です。楽天市場で関連書籍を探せます。
まとめ|定年前の今日から始める「退職金を学ぶ」3つの行動
ここまで長く読んでいただきありがとうございます。最後に、今日から始められる3つの「学びの行動」を整理します。これらは「絶対にやるべき」ではなく、判断材料を集めるための行動例です。
行動1|会社の退職金規程を確認する(所要10分)
人事部または社内ポータルで、退職金の計算式・受け取り方法の選択肢・iDeCo/企業型DCの有無を確認します。5〜10分で済む作業です。退職金見込額が分かれば、運用を考える際の出発点になります。定年まで時間があるほど、選択肢の幅が広がります。
行動2|10年ルールを踏まえて受け取り順番を「考えてみる」(所要30分)
iDeCo(または企業型DC)を持っている人は、「退職金→iDeCo」の順番、または「iDeCo→退職金(10年以上空ける)」など、複数のパターンで税負担を試算してみます。会社の退職金が早期受給可能か、iDeCoの受給開始時期は何歳に変更できるかを、規程と運営管理機関のサイトで確認すると、選択肢が見えてきます。
行動3|新NISA口座の開設を「検討する」(所要1週間)
退職金が入ってから慌てて開設するのではなく、定年前の今のうちに口座を開設し、月1万円でも積み立て始めるという考え方があります。これだけで「投資の感覚」を養えるとされます。証券会社の比較は SBI証券 vs 楽天証券 記事で論点を整理しています。家計の余裕度・投資への興味を踏まえて、ご自身のタイミングで判断してください。
最後に|私がこのブログを続けている理由
退職金は、あなたが20年・30年・40年かけて築き上げてきた人生の対価です。何を選ぶかは、最終的にあなた自身が決めるものです。本記事ができるのは、その判断に必要な考え方・論点・選択肢を提示することだけです。
知らないまま判断するのと、知ったうえで判断するのは、結果が同じだとしても意味が違います。定年前の今、退職金や新NISAについて学ぶこと自体が、振込日の「自分の選択」を確かなものにしてくれます。仮に「全部定期預金にする」と決めたとしても、論点を理解したうえでの選択なら、それは納得のいく答えです。正解は人の数だけあるのだと思います。退職金も新NISAも、人生を縛る道具ではなく、選択肢を増やすための道具です。
振込日が近づくほど、大きな数字を前に不安が膨らむ——その気持ち、よく分かります。
実は私自身、かつてまとまったお金を前に冷静さを失い、根拠のない使い方をして悔やんだ経験がある側の人間でした。
変わったのは、FPの勉強を始めて「知ったうえで選ぶことが、不安を選択肢に変える」と気づいてからです。定年が視野に入った40代後半〜50代の会社員パパが、お金の不安から解放されて、家族との時間や自分の人生を堂々と楽しめるようになる——その瞬間に立ち会いたいのです。
この記事を閉じたら、まず会社の退職金規程の確認(行動1・10分)から始めてみてください。読んでくださったあなたが、振込日に納得のいく一手を打てますように。
あなたとご家族が、お金の不安から自由になりますように。それがこのブログを書き続けている、たった一つの理由です。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。退職金の税制・iDeCo・新NISAは個別事情で扱いが異なる場合があります。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。記事内の数値は2026年5月時点の情報に基づきます。最新の制度詳細は国税庁・金融庁・日本年金機構の一次情報をご確認ください。
出典・参考資料
- 国税庁「No.1420 退職金を受け取ったとき(退職所得)」https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1420.htm
- 国税庁「令和7年度税制改正(退職所得控除の調整規定等の見直し)」
- 厚生労働省「就労条件総合調査(退職給付制度)」最新版
- 総務省統計局「家計調査年報(2024年版)」
- 日本銀行「物価安定の目標」https://www.boj.or.jp/about/education/oshiete/seisaku/b27.htm
- 金融庁「新しいNISA」https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/
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