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🌸 連載「昔話のその後」 全 12 話
▶ 今読んでいるのは「第8話:舌切り雀×保険の必要最小限」
桃太郎・かぐや姫など、昔話の主人公が現代でお金とどう向き合うかを描くシリーズ。
読み終わると新NISA・iDeCo・副業・教育費・相続まで一通りわかります。
読み進み度:8 / 12 話
🎭 このシリーズの3人: 正直爺さん(小さなつづら経験役) / 若き日の正直爺さん(学ぶ役) / パパFP・語り部姿(解説役)。
※水彩タッチの語り部世界観のため、普段のpapaサラリーマンFPブログのパパキャラとは別人格です。→ シリーズ全12話の地図
📜 舌切り雀の物語(絵巻物より)
むかしむかし、心優しい正直爺さんが大切に飼っていた雀。ある日、強欲な意地悪婆さんが洗濯のりを舐めた雀の舌を、ハサミで切ってしまいました。正直爺さんは雀を心配して山中を探し、ようやく見つけた雀のお宿でもてなされます。帰り際、雀は大小2つのつづらを差し出しました。正直爺さんは小さなつづらを選び、中には金銀財宝が。欲張って大きなつづらを取った婆さんには、化け物が詰まっていたのでした。
大きなつづらを選んだ欲深爺さんは、化け物に襲われた。
小さなつづらを選んだ正直爺さんには、財宝が詰まっていた。
これは「保険の選び方」の話なのです。
こんにちは、パパサラリーマンFP(パパFP)です。シリーズ「昔話のその後」第8話は、舌切り雀がテーマ。
今回お届けするのは、40代会社員のための「保険の必要最小限」設計。サラリーマンに本当に必要な保険3つと、入りすぎを見直す方法を整理します。
登場人物の紹介から。
「わしは小さなつづらを選んだ正直爺さんじゃ。あの時、欲を出さずに小さい方を持ち帰ったのが正解じゃった。「ちょうどいい大きさ」を選ぶ知恵——これが今日の主題じゃ。」
「若い頃のオレは、雀を助けただけ。報恩で財宝もらえるなんて思ってなかった。それより、いまの保険って入りすぎじゃないかが気になります……。」
日本人は世界一保険に入りすぎと言われています。家計の毎月3〜5万円が保険料に流れているケースも珍しくありません。
🌸 この記事でわかること
- 舌切り雀の物語が教える「ちょうどよさ」の知恵
- サラリーマンに本当に必要な保険3つ
- 入りすぎを見直す具体的なチェックリスト
- 40代家庭の必要保障額の計算方法
- 欲深爺さんが選んだ「大きなつづら」=過剰保険のリスク
🌸 舌切り雀の物語と「小さなつづらの選択」が現代に教えること
📖 昔話からのひと言
「正直爺さんは、迷わず小さい方を選んだ。」
→ 保険の選び方も、迷わず「小さなつづら」を選ぶこと。「大きな保障」は化け物(家計圧迫)が詰まっているケースが多い。必要最小限が、家計の鉄則です。

正直爺さんが選んだのは、小さなつづら。中には適切な財宝が入っていました。一方、欲深爺さん(隣家の老人)が選んだ大きなつづらには、化け物が詰まっていた——。
「『大きい=得』ではない。これは保険にもピッタリ当てはまる。「大きな保障」を選んだ人ほど、家計を化け物に襲われる。」
💡 保険の本質
保険は「もしも」のときに家計を守るもの。「もしも」が起こる確率と影響度を考えて、必要最小限を選ぶのが鉄則。
🌸 サラリーマンに本当に必要な保険3つ
📖 昔話からのひと言
「雀のお宿で、爺さんは「ちょうどいいご飯」と「ちょうどいい踊り」を受けた。」
→ 本当に必要な保険も「ちょうどいい3つ」——掛け捨て死亡保険・火災保険・自動車保険。それ以外は、貯蓄と公的制度で十分カバーできます。
- 掛け捨ての死亡保険(子が独立するまでの定期保険・収入保障保険)
- 火災保険・地震保険(持ち家・賃貸どちらも必須)
- 自動車保険(対人・対物無制限)
え、これだけ?医療保険とかがん保険は?
日本の公的医療保険+高額療養費制度がかなり手厚いため、貯蓄があれば医療保険・がん保険は必須ではないと考えるFPが多いです。
| 保険 | 必要性 | 理由 |
|---|---|---|
| 掛け捨て死亡保険 | ★★★ | 遺族年金だけでは不足する場合あり |
| 火災保険・地震保険 | ★★★ | 家・家財の損害は数百万単位 |
| 自動車保険 | ★★★ | 対人事故は数億円賠償も |
| 医療保険 | ★(不要寄り) | 高額療養費で月8万円程度に上限 |
| がん保険 | ★★(条件付き) | 貯蓄少ない・自営業なら検討 |
| 学資保険 | ★★ | 確実性重視ならあり |
| 個人年金保険 | ★(不要寄り) | 新NISA・iDeCoで代替可能 |
🌸 40代家庭の必要保障額の計算方法
📖 昔話からのひと言
「小さなつづらの中身は、爺さんの暮らしにちょうど見合う額だった。」
→ 必要保障額の式は明確。「遺族の生涯支出 − 遺族年金等 − すでにある資産」。家族構成で大きく変わるので、自分の家庭に合わせて計算しましょう。
必要保障額の式は次のとおり。
必要保障額 = 遺族の生涯支出 − 遺族年金等の収入 − すでにある資産
| 家族構成 | 目安の死亡保障額 |
|---|---|
| 独身 | 0〜500万円(葬儀代程度) |
| 夫婦のみ | 500〜1,000万円 |
| 夫婦+子1人(小学生) | 2,000〜3,000万円 |
| 夫婦+子2人(小学生) | 3,000〜5,000万円 |
📖 40代モデルケース
夫婦+子2人(5歳・10歳)。妻は専業主婦。死亡保障の目安は3,000〜5,000万円。掛け捨ての収入保障保険なら、月3,000〜5,000円程度で組める。
🌸 40代会社員が見直すべき保険の優先順位
📖 昔話からのひと言
「欲深婆さんは、大きいつづらを選んで化け物に襲われた。」
→ 保険を見直す優先順位は5ステップ。リストアップ→必須3つチェック→貯蓄型を掛け捨てに→解約or払済→浮いたお金をNISAへ。婆さんと同じ末路を避けましょう。

- STEP1:現在加入中の保険を全てリストアップ(証券を集める)
- STEP2:必須3つに該当しないものをチェック
- STEP3:「貯蓄型」を「掛け捨て」に切り替えできないか検討
- STEP4:解約 or 払い済みで月数千円〜数万円浮かす
- STEP5:浮いたお金を新NISAで運用
「「保障の大きさ」より「家計の身軽さ」。これがわしの選んだ小さなつづらの真意じゃ。」
🌸 入りすぎを見直す具体的なチェックリスト
📖 昔話からのひと言
「つづらが大きすぎると、運ぶのも大変だった。」
→ 保険料が手取りの10%超、終身保険が複数、月1万円超の個人年金——5つのサインに該当したら、見直しのチャンス。重荷を下ろせば、家計は確実に身軽になります。
- □ 終身保険に複数加入している
- □ 個人年金保険に月1万円以上払っている
- □ 医療保険・がん保険を3つ以上掛けている
- □ 学資保険+医療保険+死亡保障の貯蓄型
- □ 月の保険料が手取りの10%超
⚠️ 入りすぎサイン
1つでも該当 → 見直しでお金が浮く可能性大。FP相談(無料)か、信頼できる代理店で再設計してみる価値あり。
🌸 欲深爺さんが選んだ「大きなつづら」=過剰保険のリスク
📖 昔話からのひと言
「化け物に襲われた婆さんは、欲が招いた結末を悔やんだ。」
→ 月5万円×30年の過剰保険は、累計1,800万円。もしNISAで運用していれば約4,200万円。「機会損失2,400万円」は、化け物よりずっと恐ろしいかもしれません。
物語の隣家の老人は、大きなつづらを選び、中身に化け物が詰まっていて怪我をしました。これを現代の保険に置き換えると——
- 月5万円の保険料を30年払うと累計1,800万円
- これを新NISAで運用していれば、年5%で約4,200万円に
- 差額約2,400万円が「機会損失」に
うわ、保険にお金かけすぎると、こんなに損するんだ……。
もちろん必要な保険は必要。でも、「不要な保障」に毎月数万円を流すのは、欲深爺さんの大きなつづらと同じ。過剰は損失になります。
🌸 保険に関するよくある質問(FAQ)
📖 昔話からのひと言
「雀のお宿には、村の他のお年寄りも訪れていたという。」
→ 終身保険を解約すべきか、医療保険は本当に要らないのか——よくある質問の答えを知るだけで、判断が一気に進みます。
終身保険って解約すべき?
解約返戻金と払込済保険料を比較。返戻率が低ければ即解約、高ければ「払い済み」で保障減額する選択も。判断に迷うならFP相談(無料)を活用。
医療保険、本当に要らないんですか?
完全に不要とは言いません。貯蓄が少ない・自営業・既往症ありなら検討の価値あり。会社員+貯金100万円以上あれば優先度は低い。
🌸 まとめ:「小さなつづら」を選ぶ勇気が、家計を強くする
📖 昔話からのひと言
「「大きさ」ではなく「ちょうどよさ」。それが正直爺さんの選択だった。」
→ サラリーマンの保険3つを残し、それ以外を見直す。浮いたお金は新NISAへ——それだけで、家計の強さが目に見えて変わります。

- サラリーマンに本当に必要な保険は3つ(掛け捨て死亡・火災・自動車)
- 医療保険・がん保険は貯蓄があれば優先度低
- 40代家庭の死亡保障目安は2,000〜5,000万円
- 入りすぎサイン5つに該当すると見直しチャンス
- 過剰保険は「機会損失」を生む(NISAで運用したほうが資産形成)
「『大きさ』ではなく『ちょうどよさ』。これがわしから現代の40代会社員に伝えたい教えじゃ。」
俺、今月中に保険証券を全部見直してみます!浮いたお金はNISAに回す!
「めでたしめでたし」と、なるかどうかは、あなた次第です。
あなたの『昔話のその後』を、一緒に考えていきましょう。
📜 舌切り雀の物語・終わりに(絵巻物より)
小さなつづらの中には、十分な金銀財宝が詰まっていました。一方、欲深い婆さんが選んだ大きなつづらには、化け物が——。「大きい=得」とは限らない。必要なだけの保障、必要なだけの資産、必要なだけの欲。ちょうどよさを知る者が、最後に幸せを手にするのです。
このブログを書いている、たったひとつの理由
私がこのブログを書き続けている理由は、ひとつだけです。
この記事を読んでくださったあなたが、明日、ほんの少しでも一歩前へ踏み出してくれること。
たとえば今日、関連するアプリを1つダウンロードしてみる。家族に「ちょっと考え始めた」と話してみる。記事を1つだけブックマークする。たった3分でいいんです。
私自身、20年以上のサラリーマン人生のなかで、派手な逆転を狙って大きく失敗した時期もありました。それでも、第二子が生まれた日に「家族のために、もう一度、地味に積み上げ直そう」と決めた瞬間から、人生の景色が少しずつ変わっていきました。
物語の続きを生きるのは、あなた自身です。派手じゃなくていい、早くなくていい。でも、今日、ひとつだけ。同世代の40代サラリーマンとして、それを願って書いています。
🌸 注意事項
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品・サービスの購入を推奨するものではありません。記載の数値・制度は2026年4月時点のものです。最新情報は必ず公式サイト(金融庁、国税庁、各省庁)でご確認ください。
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