※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。
結論:投資詐欺の多くは、「①元本保証なのに高利回り」「②SNS広告・ダイレクトメッセージ経由の勧誘」「③金融庁に登録がない業者」の3点を確認するだけで見抜けます。警察庁の発表では、2026年上半期のSNS型投資詐欺の被害額は約798億円と前年の倍増ペースで過去最悪。もはや「騙される人が特別」なのではなく、「狙われていない人がいない」時代です。この記事では、40代会社員が自分と家族(特に離れて暮らす親)を守るための見分け方チェックリストと、3分でできる確認手順をまとめます。

ママ
スマホを見ていたら「有名な経済評論家が教える投資術」っていう広告が出てきたの。LINEの友だち登録をすると、無料で銘柄を教えてくれるんだって。こういうのって、やっぱり怪しいのかな。

パパ
それ、今いちばん被害が出ているSNS型投資詐欺の入口の典型だよ。著名人の名前と写真は勝手に使われているだけ。本人は何も知らないんだ。今日は「怪しいかどうかを自分で確かめる方法」を順番に整理するね。感覚じゃなくて、チェックリストで見分けられるようになるよ。
この記事は「SNSやネット広告で投資の勧誘を見かけて、少し心が動いたことがある40代会社員と、その家族」に向けて書いています。読み終わると、次のことが分かります。
- 2026年のいま、投資詐欺の被害がどれくらい深刻か(警察庁の最新データ)
- 典型的な手口の流れ(4ステップ)と、7つの危険サイン
- 3分でできる「金融庁登録」の確認手順
- 賢い人ほど騙される心理のカラクリ
- もし騙されたかもと思ったときの相談窓口と最初にやること
投資詐欺の被害はいま過去最悪ペース|上半期だけで約798億円
まず「どれくらい起きているのか」を数字で押さえます。警察庁の発表(2026年7月30日)によると、2026年上半期(1〜6月)の特殊詐欺などの被害額は約1,816億円で、上半期として過去最悪。前年同期の約1.5倍に膨らみました。単純に割ると、毎日約10億円が騙し取られている計算です。
その中で最も大きいのが、SNSを入口にした投資詐欺です。
| 区分 | 2025年(令和7年)通年 | 2026年上半期 |
|---|---|---|
| SNS型投資詐欺 | 認知9,538件・被害額1,274.7億円(前年比+46.3%) | 被害額797.9億円(前年同期からほぼ倍増) |
| SNS型ロマンス詐欺 | 認知5,604件・被害額552.2億円 | 被害額246.6億円 |
| ニセ警察詐欺 | — | 被害額507.9億円 |
出典:警察庁「令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等(暫定値)」および警察庁発表(2026年7月30日・暫定値)をもとに筆者作成。
SNS型投資詐欺とは?
SNS型投資詐欺とは、SNSの広告やダイレクトメッセージをきっかけに接触し、投資の名目でお金を騙し取る詐欺のことです。警察庁の統計では、最初の接触手段は「バナー等の広告」が3,760件、「ダイレクトメッセージ」が3,576件(いずれも令和7年)で、この2つで大半を占めます。つまり、入口はあなたのスマホの画面の中にあります。
SNS型ロマンス詐欺とは?
SNS型ロマンス詐欺とは、SNSやマッチングアプリで恋愛感情や親近感を持たせたうえで、「二人の将来のため」などと投資や送金に誘導する詐欺です。手口の後半は投資詐欺とほぼ同じで、偽の投資サイトに入金させる形が典型です。
年代別に見ると、狙われているのは働き盛りです
「高齢者が狙われる話でしょう」と思われたかもしれません。ですが警察庁の資料を年代別に開くと、そうではないことが分かります。次の表は同じ資料に載っている年代別の内訳です(会社などの法人が受けた被害を除いた数字です)。
| 年代 | 認知件数 | 被害額 | 1件あたり平均 (当ブログ算出) |
|---|---|---|---|
| 20代 | 271件 | 9.1億円 | 約336万円 |
| 30代 | 562件 | 33.7億円 | 約600万円 |
| 40代 | 1,003件 | 96.0億円 | 約957万円 |
| 50代 | 1,605件(最多) | 199.3億円 | 約1,242万円 |
| 60代 | 1,518件 | 274.9億円(最多) | 約1,811万円 |
| 70代 | 739件 | 132.4億円 | 約1,792万円 |
| 80代以上 | 182件 | 51.2億円 | 約2,813万円 |
いちばん右の「1件あたり平均」は、公表されている被害額を認知件数で割って当ブログで計算した数字です。警察庁が発表しているのは件数と金額までで、この平均額は資料には載っていません。
件数がいちばん多いのは50代(1,605件)、被害額がいちばん大きいのは60代(274.9億円)です。警察庁の資料にも、50代と60代だけで認知件数の53.0%・被害額の59.5%を占めると書かれています。40代を加えると、件数の約7割がこの3つの年代に集中します。
そして目を向けていただきたいのは、右端の金額です。40代でも1件あたり平均は約957万円、50代では約1,242万円になります。教育費や住宅ローンの繰上返済に回すはずだったお金、あるいは退職金そのものが消える規模です。件数の話ではなく、家計が壊れる金額の話だとお考えください。
典型的な手口の流れ|4ステップで進む
SNS型投資詐欺には、驚くほど共通した「型」があります。流れを知っておくだけで、途中で気づける確率が大きく上がります。
- ステップ1|広告・DMで接触:著名人の名前や写真を無断使用した投資広告、「投資で人生が変わった」という体験談風の投稿、突然のダイレクトメッセージなどから、LINEなどの連絡先に誘導されます。
- ステップ2|グループチャットで信頼づくり:「投資勉強会」「先生と生徒たち」のグループに招待されます。ほかのメンバーが次々と「利益が出ました!」と報告しますが、その大半はサクラです。
- ステップ3|少額の成功体験:専用サイトやアプリで少額の投資をすると、画面上で利益が出て、最初は実際に出金もできます。「本物だ」と信じたところで、大きな金額を入金させます。
- ステップ4|出金できない:まとまった金額を入れた途端、出金しようとすると「税金の支払いが必要」「手数料が必要」「口座が凍結された」などの名目で、逆に追加の入金を求められます。ここで初めて詐欺だと気づく方が多いのです。

ママ
画面の上では利益が出ているのに、実際にはお金が戻ってこないなんてことがあるの?

パパ
あるんだ。というより、その画面自体が詐欺グループの作ったニセモノだからね。数字は向こうが自由に書き換えられる。証券会社の口座でお金が増えるのとは、仕組みがまったく違うんだよ。
増えている「暗号資産で送金させる」タイプ
最近は、振込ではなく暗号資産(ビットコインなど)を買わせて、指定のアドレスに送金させる手口が急増しています。警察庁の統計では、SNS型投資詐欺のうち暗号資産送信型は令和7年に2,148件・被害額246.3億円で、件数は前年の約2.7倍に跳ね上がりました。暗号資産は送金先をたどりにくく、銀行振込のような口座凍結による被害回復も難しいため、詐欺グループ側に都合がよいのです。「投資のためにまず暗号資産を買ってください」と指示された時点で、危険サインだと考えてください。
投資詐欺の見分け方|7つの危険サイン
ここが本記事の核心です。次の7つのうち1つでも当てはまったら、その話には乗らない。これだけで被害のほとんどは防げます。
サイン1|「元本保証」なのに「高利回り」
投資の大原則は「リターンとリスクは比例する」です。「絶対に損しない」と「月利3%」は、両立した時点で詐欺と考えてください。月利3%は複利で年利約42.6%。世界一の投資家と呼ばれるウォーレン・バフェット氏の長期成績が年平均20%前後と言われる世界で、素人相手に「確実に年40%超」はあり得ません。そもそも、銀行など認められた金融機関以外が「元本保証」をうたってお金を集める行為自体が、出資法で禁止されています。
サイン2|有名人・専門家の広告やLINE
著名な投資家・経済評論家・実業家の名前と写真を使った投資広告の多くは、本人に無断のなりすましです。本物の著名人が、広告経由のLINEグループで個別に銘柄を教えることはありません。「あの人が言うなら」と感じたら、その気持ち自体が狙われているサインです。
サイン3|金融庁に登録がない業者
日本国内で投資の勧誘や運用を業として行うには、金融商品取引業の登録が必要です。登録の有無は金融庁のサイトで誰でも確認できます(次の章で手順を説明します)。登録がない時点で、その業者と取引してはいけません。海外業者を名乗る場合も同じです。
サイン4|振込先が個人名義や毎回変わる口座
投資額の振込先が「個人名義の銀行口座」だったり、入金のたびに口座名義が変わったりするのは、詐欺の典型サインです。正規の証券会社や運用会社が、顧客のお金を個人名義口座で受けることはありません。
サイン5|「あなただけ」「今だけ」「ここだけの話」
「限定10名」「今日中に入金すれば特別枠」——判断の時間を奪うのは、考えられると困るからです。本当に良い投資商品は、急かさなくても存在し続けます。「急がされている」と感じたら、それだけで一晩置くと決めておきましょう。
サイン6|専用アプリ・サイトの中でだけ増える利益
指定された専用アプリやサイトの残高表示は、いくらでも書き換えられます。見るべきは画面の数字ではなく、「自分の銀行口座に、いつでも全額戻せるか」です。出金テストを渋られたら赤信号です。
サイン7|出金しようとすると追加のお金を要求される
「利益に税金がかかるので先に振り込んでください」「出金手数料が必要です」——正規の金融取引では、出金のために先にお金を振り込ませることはありません(税金は利益から源泉徴収されるか、自分で確定申告するものです)。この要求が出た時点で、すでに詐欺被害の最終段階です。それ以上は1円も入れず、すぐに相談窓口へ向かってください。
3分でできる確認手順|金融庁の登録と警告リストを見る
「怪しいかも」と思ったら、感覚ではなく公的データベースで確認します。スマホで3分あればできます。
- 手順1|金融庁の「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」で検索する:検索サイトで「金融庁 免許 登録 業者一覧」と打つと金融庁の公式ページが出ます。その中の「金融商品取引業者等」の一覧で、勧誘してきた業者の名前を探します。ここに載っていなければ、その時点で取引対象外です。
- 手順2|「無登録業者の警告リスト」も確認する:金融庁は「無登録で金融商品取引業を行う者」として警告した業者名を公表しています。ここに名前があれば論外ですが、載っていない=安全ではない点に注意してください(リストは全ての無登録業者を網羅していません)。
- 手順3|振込先の口座名義を確認する:会社名と口座名義が一致しているか、個人名義でないかを見ます。少しでも不一致があれば入金しないでください。
この3手順は、家族に投資の勧誘が来たときの「共通チェック」としても使えます。ご夫婦で、そして離れて暮らす親御さんと、「入金の前に必ずこの確認をする」と約束しておくのがおすすめです。
マルチ商法と投資詐欺の境目|「いい話」は人間関係からやってくる
SNS広告と並ぶもう1つの入口が、知人・友人・家族からの「いい話」です。
マルチ商法(連鎖販売取引)とは?
マルチ商法(連鎖販売取引)とは、商品やサービスを販売しながら、新しい会員を勧誘すると紹介料などの利益が得られる仕組みで人を増やしていく商法です。法律(特定商取引法)のルールを守って行う限り違法ではありませんが、「人を勧誘し続けないと儲からない」構造のため、家族や友人関係を壊しやすい商法でもあります。
一方、商品の実体がほとんどなく、「出資すれば増える」「人を紹介すれば配当が出る」というお金の配当だけが目的の仕組みは、無限連鎖講(ねずみ講)としてそれ自体が法律で禁止された犯罪です。「投資案件」「権利収入」という言葉で誘われるものの中には、この違法型が紛れています。
見分け方は投資詐欺と同じ物差しで大丈夫です。「元本保証で高利回り」「金融庁に登録がない」「紹介すると報酬が出る」——この組み合わせが出てきたら、誘ってきたのがどれだけ親しい人でも、断ってください。紹介してきた本人も被害者であることが多いのが、この手口のいちばん切ないところです。
🎬 この記事のテーマを「物語」で観る(筆者制作のYouTubeチャンネル・人間万事亭)
「先生、いい話があるんです」——教え子を信じた元教師の物語(約35分)。ご自身の親御さんに「怪しい話に気をつけて」と言いにくいときは、この物語を共有するところから始めてみてください。
なぜ賢い人ほど騙されるのか|40代を狙う5つの心理
「自分は大丈夫」と思った方ほど、ここを読んでください。詐欺の手口は、知識ではなく感情の隙を突いてきます。40代は次の5つの心理が重なりやすい年代です。
心理1|老後不安とインフレ不安
「老後2,000万円問題」や物価上昇のニュースで、「現金のままではお金が目減りする」という不安を抱えている方は多いはずです。実際、日銀の物価目標である年2%のインフレが20年続くと、物価は約1.49倍になります。この不安自体は正当です。問題は、正当な不安につけ込んで「だから急いで高利回りを」と飛躍させるのが詐欺の常套手段だということ。不安の答えは、後述する「地味な正攻法」で十分に出せます。
心理2|権威への信頼(権威バイアス)
「有名な専門家が言っている」「大手企業の関係者らしい」——肩書きや知名度で判断を省略するクセです。なりすまし広告は、まさにこの省略を狙っています。
心理3|損失回避とサンクコスト
人は「得る喜び」より「失う痛み」を強く感じます。少額の利益を見せられた後では「このチャンスを失いたくない」が働き、入金後は「ここでやめたら今までのお金が無駄になる」(サンクコスト)が働いて、追加入金を止められなくなります。「取り返そうとして深みにはまる」のは、意志が弱いからではなく人間の仕様です。だからこそ、入口のチェックリストで止めるのが最も効果的なのです。
心理4|みんなやっている(同調)
グループチャットで続々と上がる「利益報告」は、この心理を突くための演出です。「大勢が参加している」ように見える場では、疑うほうが空気を壊す気がしてしまいます。
心理5|「自分だけは大丈夫」(正常性バイアス)
被害者の多くは、報道を見て「よく騙されるなあ」と思っていた側の人たちです。「自分は見抜ける」という自信は、チェックを省略させる方向に働きます。見抜く力とは、疑う力ではなく「確認を省略しない習慣」のことだと考えてください。
角を立てずに断る言い方3つ|相手が親しい人でも使える
知人からの勧誘がやっかいなのは、「断る=相手を否定する」ように感じてしまうことです。そこで、自分の意思ではなく「家のルール」を理由にする断り方をおすすめします。
- 「うちは投資はNISAだけって夫婦で決めてるんだ」——ルールのせいにすれば、相手の話の中身を評価せずに済みます
- 「お金のことは全部FPに相談してからって決めてて。資料だけもらえる?」——資料を求めると、実体のない案件はたいてい消えます
- 「金融庁に登録ある業者か確認するのがクセなんだ。名前教えて」——確認される前提になった瞬間、引いていくのが詐欺案件です
共通するのは、その場で結論を出さないこと。そして家族の間で「投資の話は入金前に必ず共有する」という合言葉を決めておくことです。断る技術は、関係を壊さずに資産を守る技術でもあります。
騙されたかもと思ったら|相談窓口と最初の3手
もし「もう入金してしまった」「これって詐欺かも」と思ったら、恥ずかしさで動きを止めないでください。被害回復は時間との勝負です。
- 手順1|これ以上1円も入金しない:「あと少し払えば出金できる」は、追い銭を引き出す定型句です。連絡を断ち、ブロックする前にやり取りの画面を保存します。
- 手順2|証拠を保存する:相手とのメッセージ、振込記録、サイトのURL・画面のスクリーンショットを残します。相手のアカウントは突然消えるため、先に保存が鉄則です。
- 手順3|すぐに相談する:次の窓口が入口です。
- 警察相談専用電話「#9110」(緊急時は110番):振込先口座の凍結(振り込め詐欺救済法による被害回復の手続き)につながる可能性があるため、振込直後ほど急いでください。
- 消費者ホットライン「188」:最寄りの消費生活センターにつながり、マルチ商法や解約のトラブルにも対応しています。
- 金融庁 金融サービス利用者相談室:無登録業者との取引に関する情報提供・相談を受け付けています。
家族が被害に遭ったときに、責めないことも大切です。「なんで騙されたの」という一言は、次の被害の芽になる「隠しごと」を生みます。「よく話してくれたね」から始めて、一緒に窓口へ——これが家族でできるいちばんの被害対策です。
よくある質問(FAQ)|お金は戻る?税金は?
Q1. ポンジ・スキームとは何ですか?
ポンジ・スキームとは、実際にはほとんど運用をせず、後から参加した人のお金を「配当」として先の参加者に渡すことで、運用が成功しているように見せかける詐欺の古典的な型です。新しいお金が入り続ける間は配当が出るため本物に見えますが、参加者が増えなくなった瞬間に必ず破綻します。「最初のうちは本当に配当が振り込まれた」という体験談は、信頼の証拠ではなく、この仕組みが動いている証拠です。
Q2. マルチ商法の契約はクーリング・オフできますか?
できます。連鎖販売取引(マルチ商法)は、法定の契約書面を受け取った日(商品の引渡しが後ならその日)から20日間はクーリング・オフ(無条件解約)が可能です。通常の訪問販売(8日間)より長く設定されています。期間を過ぎていても、勧誘時にうその説明があった場合などは契約の取消しを主張できる場合があるので、あきらめる前に消費者ホットライン「188」に相談してください。
Q3. 騙し取られたお金は、税金の控除(雑損控除)の対象になりますか?
残念ながら、詐欺や恐喝による被害は、原則として雑損控除の対象になりません。雑損控除の対象は災害・盗難・横領に限られており、「自分の意思で振り込んでしまった」詐欺被害は含まれない、というのが国税庁の取り扱いです。「せめて税金で取り返す」が使えない分、入口で止めることの価値がいっそう大きいのです。
Q4. 警察に相談したら、お金は戻ってきますか?
正直にお伝えすると、全額が戻るケースは多くありません。銀行振込の場合は、振り込め詐欺救済法にもとづいて相手口座を凍結し、口座に残っていたお金の範囲で被害回復分配金を受け取れる可能性がありますが、詐欺グループはお金をすぐに引き出してしまうため、残高が少ないことも多いのです。だからこそ「気づいたら1分でも早く#9110へ」が鉄則になります。戻る・戻らないに関わらず、届け出は次の被害を防ぐ捜査の入口にもなります。
Q5. 証券会社の口座を勧められました。これも詐欺ですか?
金融庁に登録されている証券会社(SBI証券・楽天証券など)の口座を自分名義で開き、自分で運用商品を選ぶのであれば、それは詐欺ではなく通常の資産形成です。詐欺との違いは「お金が誰の名義の、どこにあるか」。自分名義の登録業者の口座にある限り、他人が勝手に引き出すことはできません。逆に、他人の指定する口座やアプリにお金を移した時点で、コントロールを失います。
まとめ|本物の投資は、拍子抜けするほど地味です
最後に、詐欺と正攻法の違いを一覧にします。
| 項目 | 投資詐欺 | 正攻法の資産形成 |
|---|---|---|
| うたい文句 | 元本保証・月利3%・あなただけ | 元本保証なし・年5%前後を長期で期待 |
| 入口 | SNS広告・DM・知人の紹介 | 自分で調べて、自分で口座を開く |
| 業者 | 金融庁登録なし・実体不明 | 金融庁登録済みの証券会社 |
| お金の置き場所 | 相手指定の口座・専用アプリ | 自分名義の証券口座 |
| スピード感 | 今日中に・今だけ | 20年かけてコツコツ |
私は5年間、NISAでインデックスファンドを積み立ててきました。派手な儲け話は一度もありませんでしたが、月3万円の積立は着実に育っています(実績はNISA積立5年のリアル実績で公開しています)。「地味で、退屈で、自分名義の口座の中で増える」——それが本物の投資です。逆に言えば、ワクワクさせてくる投資話ほど疑ってください。
40代の今日やることは3つだけです。
- この記事の「3点セット」(元本保証×高利回り・SNS経由・登録なし)を家族と共有する
- 離れて暮らす親御さんに「入金の前に必ず相談して」と一言伝える(言いにくければ上の動画の共有からでも)
- 資産形成は正攻法で始める:インデックス投資の始め方と老後資金の必要額から
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お金の被害を、あなたの家から出さないために。
この記事は、私にとって少し特別な1本でした。20代の私は、マルチ商法のセミナー会場で拍手をしていた側の人間です。あのとき失ったお金より、信頼していた人を疑わなければならなくなった時間のほうが、ずっと痛かった。だからこそ、年間1,000億円を超える被害額のニュースを、私は他人事として読めません。数字の1件1件の後ろに、あの日の私と同じ顔をした人がいます。
いま、詐欺は向こうから歩いてきます。スマホの広告から、懐かしい知人からのメッセージから。でも、この記事の3点セットを覚えたあなたは、もう入口で立ち止まれます。そしていつか、あなたの親御さんやお子さんが「ねえ、この話どう思う?」と最初に相談する相手になってください。家族の中に1人、立ち止まれる人がいる。それが、どんな保険よりも強い防御です。
この記事を閉じたら、まず家族のグループLINEに「投資の話は入金前に必ず相談」と一言送ってみてください。30秒で終わります。その30秒が、いつか数百万円と、家族の笑顔を守るかもしれません。
あなたとご家族が、お金の不安から自由になりますように。それがこのブログを書き続けている、たった一つの理由です。
※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。掲載しているサービスの内容・条件は各社の公式サイトでご確認ください。
免責事項
本記事は2026年8月時点の公表情報(警察庁・金融庁・消費者庁等の公式情報)に基づいて執筆しています。本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の推奨・勧誘や、個別の法的判断を提供するものではありません。統計値は暫定値を含み、今後修正される可能性があります。本文中の「1件あたり平均」は、公表されている認知件数と被害額から当ブログが算出した参考値です。詐欺被害への具体的な対応は、警察・消費生活センター・弁護士等の専門機関に必ずご相談ください。投資判断はご自身の責任において、登録を受けた金融機関の情報をもとに行ってください。
出典・参考資料
- 警察庁「令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について(暫定値)」 https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/new-topics/260213/03.html
- 警察庁「令和8年上半期における特殊詐欺の認知・検挙状況等について(暫定値)」(2026年7月31日公表・年代別の内訳はこの資料PDFに基づく) https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/new-topics/260731/01.html
- 警察庁発表(2026年7月30日)「2026年上半期の特殊詐欺等の認知・検挙状況(暫定値)」(共同通信・日本経済新聞・毎日新聞各社報道)
- 金融庁「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」 https://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyo.html
- 金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」 https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/mutouroku.html
- 金融庁「無登録業者との取引は要注意!!」 https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/highrisk.html
- 政府広報・消費者庁「消費者ホットライン188」/警察相談専用電話「#9110」
- 国税庁 タックスアンサー No.1110「災害や盗難などで資産に損害を受けたとき(雑損控除)」 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1110.htm
- 消費者庁「特定商取引法ガイド(連鎖販売取引・クーリング・オフ)」 https://www.no-trouble.caa.go.jp/


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